「海べのあさ」

歯の生え変わりは大人になる肉体的変化として最初に記憶に残る出来事かもしれません。

ここに登場する主人公の女の子も、その朝はじめて歯がぐらぐらするのを見つけて驚きます。

 

《文・絵/マックロスキー 訳/石井桃子》

普段と変わらないなんでもない1日が、歯がグラグラして抜けてしまい一歩大人になるのを実感したことで、いろんなことがいつもとちがって見えてきます。

見方を変えれば、世の中は新鮮で愛おしい事や物であふれている。

そんなことを教えてくれる絵本です。