勉強部屋に赤色はNG⁉
今回は色彩心理学の観点から、勉強に役立ちそうな知見を紹介します。
〜前回に続き、脳研究者の池谷裕二氏の講演・書籍で知った、「学習」に関する有益な情報からの紹介です〜
赤と青、強いのはどっち?
赤色と青色に分かれて競うボクシングやレスリングなどで調査したところ、同等の実力の選手が戦ったなら、赤色の選手の方が勝率62%と高かったそうです。
表紙の色でテストの結果が違う⁉
知能テストで、同じ内容のテストをその表紙だけ赤、青、緑、黒などの色に変えて受けさせたところ、赤色の表紙を渡された受験者だけが10〜30%点数が下がってしまったそうです。
「赤色」の効果
ボクシングでは赤が強くて、逆にテストでは赤だ成績が下がってしまう。
いったいこれはどういうことでしょうか?
これは「赤い色が熱意を下げてしまう」効果があるからなのだとか。
つまり、赤色を目にした人(ボクシングの場合は青色側の人)は、難しいことに挑戦しようという戦意を下げてしまい、その結果、思わしい成果がでないことにつながるのですね。
勉強部屋に赤い色のものはNG!
以上を踏まえると、勉強部屋には赤い色のものは置かない方が良さそうだということが言えそうです。
特に
「勉強はイヤだけど、今は頑張ってやらなきゃ!」
ってときはなおのこと、視界から赤色を取り除いた方がよさそうですね。
おわりに
赤色にはそれを目にした人に戦意を低下させる効果がある。だから勉強を頑張ろうというときには、視界から取り除いたほうがいいという話題でした。
今月は節分です。
豆まきで鬼になる人は赤鬼になった方が豆をまく人の戦意を喪失させるから、いいってことになるのかしら…?
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