復習するは海馬にあり⁉

以前にもお話しましたが、学習した内容を脳にとどめるには短期記憶から長期記憶に定着させる必要があります(以前の記事はコチラから)。
では脳に入ってくるいろんな情報のうち、何を長期記憶にするのかはどうやって決まるのでしょうか? 


〜前回に続き、脳研究者の池谷裕二氏の講演・書籍で知った、「学習」に関する有益な情報からの紹介です〜

長期記憶への定着は「海馬」がキーだ!

脳の「海馬」というところが

情報を1ヶ月かけて整理整頓し、何が本当に必要な情報なのか選定している

のだそうです。

つまり、学んだことをその1ヶ月のうちに何度も「復習」すると、これは重要だと海馬が長期記憶にしてくれるのです。

よりよい「復習」とは?

では海馬に学習した内容を長期記憶にしてもらうために、より効果的な「復習」の仕方とはどんな方法でしょうか? 

定着させたい情報は何度も「入力する」よりも、

何度も「使う」ことの方がより効率が良いそうです。

 

「使う」ってどういうこと?

では「使う」ってどういうことでしょうか?

繰り返しテストをして試すというのがそのひとつです。
当「みんなの学習室」で、過去に取り組んだ問題を何度もやってもらったり、宿題に出したりするのは、あなたの海馬に「これは重要だから脳にとどめておいてね!」と促すためなのです。

また、人に教えてあげる、というのも「使う」ということのひとつです。
自分がうまくできなかった問題で、他の人ができなくて困っていたら、教えてあげてみては。
自分の復習になって、人にも感謝され、一石二鳥です!

おわりに

学習した内容をよりよく長期記憶に定着するには脳の「海馬」という器官が重要な役割を演じるということをみてきました。

海馬は繰り返し「復習」した内容には、脳の中の居心地の良い場所を提供してくれる、ってことなのです。

だから復習として出した宿題はすぐやりましょうね!
でないとあなたの海馬は「これってそんなに重要じゃないのね」とせっかく学習したことなのに、居心地の悪い場所に放り出してくれちゃうかも……。

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