シール台紙でモチベーション・アップ
コロナ禍の中、緊急事態宣言の解除に伴い、6月より通室による学習を再開し、ひと月が経過しました。
感染症予防対策を優先して、試行錯誤しながらの運用となっています。生徒たちもコロナ禍前とは勝手が違うので落ち着かない様子です。
今回、そんな中でも学習に集中できないものかと実施してきた取り組みのひとつである「シール台紙でモチベーション・アップ」をご紹介します。
モチベーション・アップのために
以前より教材の達成度を目で見て確認できるようにするために、シールを貼って棒グラにして教室に掲示することで、少しでも達成感が実感できるようにしてきました。
しかし、コロナ禍のため通室を中止したことで、この棒グラフを教室に掲示しても誰も確認することができなくなりました。
自宅学習になっても、モチベーション・アップを図れるようにと、個人ごとにシール台紙を作成・配布し、そこに教材達成でもらえるシールを生徒自身がシール台紙に貼ることで、個人の達成度を体感できるようにしました。
といっても、そのシール台紙を従来のような単純な棒グラフにしてしまっては、他の人と比べることもできないのでつまらないものになってしまいます。
そこで、シール台紙をいかに楽しいものにするかが、工夫のしどころとなりました。
シール台紙の工夫で楽しさアップ!
最初に考えたシール台紙が「世界一周チャレンジ」です。世界の有名都市にシールを貼って世界一周にチャレンジしていくのです。
◆第1弾「世界一周チャレンジ」
教材を完成させてシールをもらい、それを貼って世界一周する。到達させる目標をはっきりとさせることで、やる気アップを図っていくという試みです。
また地理の勉強にもなり、コロナ禍でステイホームで外出がままならない時期でもあったので、気持ちだけでも翼を広げて世界へ飛び出してもらえたらうれしいな、との思いで作ってみました。
幸い好評で、あっという間にミッションをクリアしてしまった生徒も出てきてしまいました。それで次々とシール台紙を作っていくことになりました。
シール台紙、あれこれ
第1弾は「世界一周チャレンジ」でした。
では、以降第4弾までシール台紙をご紹介します。
◆第2弾「日本縦断チャレンジ」
北海道から沖縄まで47都道府県を北から南へとめぐっていきます。都道府県名とその位置と形を確認しながらシールを貼っていこう!
◆第3弾「東海道五三次走破チャレンジ」
江戸時代にタイプスリップ。江戸の南町奉行・白熊金四郎から密書を受け取り、京の公家猫野麻呂に届けるというミッションで、東海道五三次のすべての宿場をめぐっていきます。
◆第4弾「南武線でチャレンジ」
川崎市多摩区にある当学習室の生徒には身近なJR南武線が舞台。
立川駅にいるウサちゃんパパが大切なカバンを忘れて困っています。川崎駅にいるウサちゃんのお母さんに代わって南武線に乗って届けるというミッションです。沿線の有名施設もめぐって、近場のことを知るきっかけにしてみよう!
効果について
この取り組みにより、お子さんの地理的な興味が深まるだけでなく、目標の都市まであといくつシールが必要なのか、といった数の概念や量感といった面でも効果があがってきています。
おわりに
今後も理科などへもテーマを広げて台紙を作っていきますので、ご期待ください!
またこんなシール台紙があったやる気ができる、なんて意見も受付ていますので、在籍の生徒やご家族のみなさん、よろしくお願いします。
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