新学年の季節に好奇心の波を!

前回は、学習した内容を長期記憶にとどめておくために「何度も復習する」ことが大切だと述べました(前回の記事はコチラから)。

でも「復習する」回数をもっと減らせたらいいのになぁ……って思いませんか?

できるんです!

どうすればいいのか、みていきましょう。

〜前回に続き、脳研究者の池谷裕二氏の講演・書籍で知った、「学習」に関する有益な情報からの紹介です〜

「復習する」回数を減らすには?

ひと言でいうと、

脳をシータ波という脳波が出ている状態

にしてあげればよいとのことだそうです。

ん?

でも「シータ波という脳波」ってなに?

どうすれば「シータ波」が出るの?

ということで、まずは「脳波」についてみていきましょう!

脳波について

脳波とは、脳の活動によって起こる電気的な変化のことで、その周期的な変化の度合いによって、アルファ波、ベータ波、シータ波などに分類されます。

1)アルファ波

一番よく耳にするアルファ波は、リラックスしている状態でいるときに出る脳波と言われれています。

たとえば瞑想をするときなどに、アルファ波の状態になるそうです。

2)ベータ波

ベータ波の状態は、通常の活動をしているときから、緊張したり興奮したりするストレスを感じるような活動をしているときまでを含んでいます。

3)シータ波

いよいよ対象としてるシータ波です。


これは


「好奇心」を象徴する脳波


だそうです。


つまり、はじめての経験などでワクワクドキドキすると自然に生じる脳波の状態となりす。

脳を「シータ波」の状態にするために

シータ波は、《好奇心の象徴》でした。


つまりシータ波の状態にするには、目的の対象にたいして興味を持つことが大切だということです。


シータ波がでていると、80〜90%も復習する回数を減らせるとの実験もあるのだとか。

これって、経験したことがあるのではありませんか。
大好きなことなら勉強しなくても(というか勉強しているという意識すらなく)いつの間にか覚えてしまっている、なんて経験があるはずです。そんなとき脳はシータ波の状態になっているようなのです。



でも、苦手だったり嫌いな科目はそうはいきません。

その場合でも、苦手だからなにもしないってことではなくて、だからこそ、興味を持つということ、を意識して取り組むことが大切になります。

そんな科目でも、あきらめないで取り組んでいると、なにかひとつでもいいから、できなかったことができるようになると、急に興味がわいてくるものです。そのときシータ波が出ている状態になっているのかもしれません。


だからあきらめないで頑張りましょう!

おわりに

さあ新学年が始まりました。

新しいことに出会える季節です。

とはいえ、新型コロナウイルスで通学もままならない状態が続いています。これもまたいままでだれも経験したことのない新しい事態です。逆に学校での勉強では得られない経験ができるチャンスと言えるかもしれません。


この時期にひとつでも多くのことに興味をもち、シータ波をビンビン出して、脳を刺激してこの危機を乗り切っていきましょう!

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